インド旅行記 (ヨガ、瞑想、医学、あれこれ)
雨季のインドだったが雨に降られたのは1度だけで、清々しい朝を毎日迎える事が出来たのは何より良かった。
そんな今朝、ヨガトレーニング中に出会ったクマルというインド人に出会った。娘さんが17歳で、近々海外留学を考えているそう。
「私は娘一人に全ての愛情を注いで、そこから溢れたものは他の人々に与えているんです。」
と話していた。
それはさておき、
彼曰くこの国(インド)には、15億人いるそうだ。
2020年代半ばには中国を抜いて世界一になるそうだ。
何でそんな会話になったかといえば、ヨガの健康効果について話していた際、インド人には毎年3万5000人の医学部入学枠があるそうで、
「そんなにたくさんの医学部生がいるの?」
と話したところ
「それ以上に人が多すぎるから、たくさんの医者が必要なのさ」
と話していた。
インドには古来からある伝統医療としてアーユルヴェーダがある。
昨今、主に西洋で、ヨガや瞑想による健康増進効果が認めれてきていることはご存知の通りだと思う。
ヨガ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業
彼らもその事をよく知っている。
インド入国の際のE-Visaの滞在目的欄には「ヨガプログラム」
の欄が用意されているほどだ。
しかしながら、全てが完璧なわけでは無い。むしろ「科学」だけでなく「現実」に目を向けなければいけないことがある。
インドの平均寿命は日本より遥かに短い。
そして健康的な日本食を食べていたとされる日本人の寿命もまた、戦前は短かった。
人は唯一の答え、完全なる何かを求める。
「西洋」か「東洋」か
「特効薬」や「最先端」でなどである。
「研究者」としてはある意味それは正しい事だろう。
けれども「現実」はそれだけでは成立しない。
気分が落ち込めば、食は細るだろうし、
戦時中の不安の中にあれば、生活の中での意識は健康に向きづらくなるだろう。
現実の場面に落とし込むには、複合的に考察して実行する必要がある。