「旅人の終着駅。」インド チェンナイ旅行記
日本列島が猛暑に見舞われているこの7月。
「暑さ」がクローズアップされるであろう赤道直下の地域。
今回4日間と短期ではあるが、南インドに行ってきた。
おまけにインドにおいて、7月は時期は「雨季」にあたる。
誰が言ったかわからないが、インドは旅人の終着駅と言われているようだ。
以前、とある親しくさせて頂いている、精神世界の本を出版している著者から聞いたことがある。
「宗教が誕生する場所は2箇所しかない」
それが「インド」と「イスラエル」だそうだ。
個人的には日本の神道や儒教などはどうなるのかななどとは思うが、世界中に大量の信者を持つ宗教という意味なのだと思う。
何れにしても、インドはバリバリのスピリチュアル宗教国家だ。
もっとも割合が多いのはヒンドゥ教徒で次に多いのがイスラム教徒。
仏教徒の割合は低い。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/data.html
ヒンドゥー教は日本では馴染みのない宗教である気がするが、「ヨガ」や「アーユルヴェーダ」などヒンドゥー教と関連の深いインドカルチャーが世界に浸透してきている。
現在の首相はモディ
タクシーの運転手は色々な事を話していたが、どこの国でも色々な意見があるし、それぞれの問題を抱えているのだなと思う。
インドの通貨はルピーで、どの通貨にも建国の英雄マハトラガンディの顔が載っている。
日本のお金をインドルピーに両替する時の注意点 | インドサンタナ
車はタタ自動車が多い印象で、特に古いバスに多い。
ドライバーは皆クラクションをバンバン鳴らすので初めは驚いたが徐々に慣れた。
それにしても、インド人の英語のアクセントは聞きなれるのに時間がかかる。
まぁタクシードライバーとの会話が弾まない言い訳でもあり、それは表現力や音感の低い私自身の問題を棚に上げての言い訳とも言える。
表現方法も独特な気がするが、日本人も同じように思われているかもしれない。
帰国前のチェンナイ空港でインド料理屋に行く。理由はロンググレインライスを最後に賞味するためだ。この旅行中、なぜかインドの米が好きになってしまった。思っていたより美味しかったのだ。
他のインド人のオーダーは殆どがライスで、日本でお馴染みのナンやカレーを注文するものは皆無。
オムレツを一緒に頼んでみた。あまりの量の多さに驚いた。黄味は抜いてあり、白身とチーズだけのオムレツにトーストが2枚。
ベジタブルライスにはチリソースが添えてあり、とても美味しかったのだが、この量を食べきることはできず…
街にある看板にはやたらとヒゲを蓄えた男性や、メチャクチャ筋肉のついたイケメンが目立つ。女性が載っているポスターも無いわけでは無いが圧倒的に男性が多い。
運転手が濃い顔の女性?にチップを渡す。
私た後に
“Gay.”
と笑いながら話す。
なぜ渡したのかと聞くと。
“If I didn’t pay, he should be around here”
と話す。
そんな理由でお金を渡す。何ともトリッキーに感じるのは私だけだろうか。
何もかも常識を覆される旅行。
唯一救いだったのは、空港に着く10キロほど手前で街の中を歩く牛を見かけたこと。
牛が神聖な動物として街を歩いている。この光景だけがここをインドと認識させてくれた。
今回初めて行って感じた事。
インドは「旅人の終着地」であり、
「旅立ちの始発駅」である。