幸せな気づき 宇宙と意識に繋がる巡礼の旅

AC4024年からつながる今の世界街道。

日本人に認知症が多い理由は?

昨晩の中目黒の某秘密飲み会で飲んだ、フルーツカクテルは美味しかった。

カルピスとグレープフルーツ、ローズマリーウォッカとジンのブレンド

 

ビール2杯に赤ワインと飲みまくったが

元薬剤師が飲酒者が二日酔いにならぬ様配合してくれたおかげで今日は快調だ!

 

そこで、サボっていたブログを再開しようと思う。

 

インスタグラムやフェイスブックからアクセスした方はご存知かもしれない、私は2017年スウェーデン王室、シルヴィア王妃主催の認知症国際会議に参加した。

 

日本での議論は早期発見早期「治療」に意識が向いている印象だ。

 

しかし今回の会議で認知症について各国で議題に上がってた話題は「治療薬」よりもむしろ生活や介護、そして経済の問題だった。

 

認知症は生活習慣による影響が大きいのは施設などで複数の対象者を見た事がある人であれば、体感として認識しているはずだ。

 

暴力、暴言、徘徊などと呼ばれる問題行動や周辺症状は周囲の環境が作り出している事が多い。

 

ところで、日本の認知症率が他国と比較して高いのはご存知だろうか?

 

www.minnanokaigo.com

 

また世界では認知症が減少していることもご存知だろうか?

 

www.bbc.com

 

理由は人それぞれだが、「日本人」に多く、また「日本人」の発症率が世界と比べて低下していない以上「日本人」に纏わる因子が何らかの影響を及ぼしているのは間違いない。

 

要因① 単一言語である

この部分は大きい。世界を見渡せば6割の人々が3つ以上の多言語を話す。多言語のコミュニケーションを行う際に、ざっくり言えば理解する際には感覚野の受容器、話す際には運動野脳のシナプスは母国語とのコネクションを求める訳で脳は活性化する。

教育水準が高いと認知症が減少するという研究結果もあるが、日本の識字率は世界一であり日本人には当てはまらない。

したがって識字率とは別の要因が作用しているのだろう。日本人には多言語交流機会が少ない。

https://www.google.com/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjywJq195HcAhWMWrwKHVgkAlIQjRx6BAgBEAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.dfki.de%2Fweb%2Fforschung%2Fpublikationen%2FrenameFileForDownload%3Ffilename%3Dmmcom07-koochaliA.pdf%26file_id%3Duploads_2929&psig=AOvVaw0XcNhKrxk8fP-MjlJ_HxfT&ust=1531222642755169

 

要因② 核家族化 急速な社会変化

孤立する人が増えた事、社会との交流が減った事により新しい情報と触れ合う機会が減少する。

認知症であれ、健常者であれ加齢によって多かれ少なかれ脳細胞が減少していく。

認知症の症状に「貧困妄想」があるが、振り込め詐欺などが横行する昨今、年金不安などによる日本人の「老後の貯蓄」という概念も世界から見れば異質であり、認知症の要因の一つに挙げられるのかもしれない。

http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/gaiyou/html/honpen/b1_s00_01.html

 

要因③ 性格

そもそも日本人が持つ遺伝子の中に認知症傾向がある可能性もある。しかしながら世界で認知症率が低下している国がある事から考えてその妥当性は低い。生後長年培ってきた生活習慣、行動や経験が認知症を誘発する可能性が高い。

 

要因④ 食事

外食機会が増え、欧米化した食生活の乱れが騒がれているが、基本的には日本食は栄養バランスに優れ長寿、健康に良い効果をもたらす。虚血性疾患である脳血管性認知症との関係性は高いかもしれないが、ビッグデータがいずれ因果関係を証明していくことになるだろう。

栄養面から見た日本的特質:農林水産省

 

私の地元は日本三大茶の産地だ。

子供の頃から茶畑で仕事する農家のおじさんがいて、何故か彼の事を「ヘーへーおじさん」と呼んでいた。

あれから30年近く経った今もへーへーおじさんは現役で相変わらずトラクターを運転している。

おそらく90歳近いはずだ。

 

何故日本人に認知症が多いのか?

その答えを見つける事よりも、自分や日本人がどう生きるのか?

それを皆が考えた始めたとき、他国と同じ様に認知症は減少し、怖い症状ではなくなっていくはずだ。

 

色々な取り組みがあって良いのだと思う。

何よりも大切な事は、「認知症になりにくい生活」を一人一人が心がける事だ。

 

日本の医療費はもはや誰から見ても大変な状況にある事は認識されている事だと思う。

 

https://www.kenporen.com/include/press/2017/20170925_1.pdf

 

2025年には国民医療費は57兆円にのぼると試算されている。

現在の国家予算の6割に相当する。

あくまでも「医療費」である

「介護」は別途である。

 

どう考えているだろうか?

ここに少子高齢化による人材不足、国際競争力の低下や経済危機などが重なったとしたら何が起こるのであろうか?

 

そしてアジアの韓国、14億の人口を誇る中国も2025年問題を抱えている。

 

時を同じくして、医療介護問題と直面する。

ヨーロッパ各国は問題を克服しつつある。

それは何故か?想像して欲しいと思う。

 

想像力を働かせる事、そして自分から情報をキャッチして実践する。

「日本は先進国一の認知症率」である。

 

認知症が減り、少しでも長く社会貢献を続けられる事は、医療費、介護費の削減だけではなく人的資源の育成、確保、国力強化に繋がる。